桜が満開を迎える頃になったね。
この春はいつもよりもちょっと寂しい。
彼女が3年目から約11年一緒に部下として仲間として仕事をしてきた一人が私と同郷なんだけど帰ることになった。
先日会える最後の日だったので会いに行ってきたけど、渡す手紙を書いている頃から号泣。
彼女の患者さんを思う優しさが大好きで、絶対に専門家として良い仕事仲間になれると、機会を与え調整して私と同じ学校をすすめ、5年前に同じ資格を得た彼女。
それからも、尊敬するくらいちゃんと頑張って同じ道の後輩としても部下としても同じ時間を過ごしてきた彼女。
そして、彼女とはさらに運命的な出会いで、私が10代初めて看護の道に入ったときにお世話になった恩師の彼女も教え子であったこと。
この広い東京の下、同じ先生に教わったという偶然。運命だったとしか思えなかった。
でも、寂しい別れは、その後彼女の幸せが待っているからこそ送り出せる。
来月には地元で結婚。
本当に嬉しかった。まさか、このまま私と同じようになったらと心配しながらも、全然不要だったそんな私の思い。
彼女から頂いた手紙を見てまた号泣。
2年前から別々の部署で仕事をするようになり、離れて一層感じてくれたことがあったようです。
私が大切にするもの。
そこに、私達の目の前にいて救いを求める人、そして、その人々をケアするスタッフ。大切なものはそこにあります。
それをしっかりと感じてくれていた事と同じ方向を向いて歩んでくれることとても嬉しかった。こうしてこの仕事を続けてきてよかった。この手紙を宝物にしていきます。
今まで私のもとを巣立っていったスタッフからもらった手紙は全て持っています。
私の力になる宝だから。
そしてふと不安。専門家として悩んだときに誰に相談しようか。後輩で部下だけど本当に良き仲間だったから。そして、やっぱり私もその道に戻りたいな。って思う思いも。
悩んで悩んでまた、悩めばいいか。
桜の季節に幸せが待つ彼女を送り出して、学会でも会えるしね。
どうかずっと幸せでいてね。
花を贈ったのに、私まで逆にもらってしまった。