昭和54年5月16日(水曜日) 入院20日目
0:20 起き上がり小水
1:10 血圧測定
1:30 小水空振り
1:50 吐く
2:00 桃の汁を水のみで少々飲む
6:25 小水少々 2:00から今までよく眠っていた
6:30 長い時間をかけて吐き続ける 起き上がっていると吐き気があるようだ
7:40 朝食に重湯をスプーン3杯、味噌汁を1杯飲む
8:30 点滴取替え1本目
9:40 酸素を中止する
9:50 ネバネバしたものを吐く
10:05 検温 36・5℃
10:15 桃の汁をスプーン5口飲む
10:30 黄色のものを吐く
10:40 11:15 血圧測定
12:00 1時間ほどよく眠る
14:00 検温 36・2℃
14:25 重湯3口、味噌汁2口飲む
14:30 黄色いものを吐く
14:33 点滴取替え2本目
14:55 小水少々
15:45 婦長さんが回ってくる
16:10 桃の汁2口飲む
16:20 院長先生回診
17:30 吐く・・・大きく苦しそう
18:30 吐く・・・うす茶色のもの
20:40 吐く 点滴取替え3本目
20:50 口をゆすぐ
21:00 濁った小水少々
21:20 22:50 23:00 吐く
お小水の出る回数も量もかなり減ってきているにもかかわらず、相変わらず口に物を入れては
吐くの繰り返しだった。この時期ならすでに口から物を入れないのが、おそらく現在の方法で
あろうが、この当時は食べれるときには口に入れる。という時代であったためか、家族の思いか
少しでも口から摂取するということを続けていた。
しかし、母にとってはそれは吐くという症状につながることで、決して嬉しい食事ではなかった
のではないだろうか?
口数も減り、ほとんど目を閉じている時間が徐々に増えていった。